腰痛は多くの人が経験する症状です。
しかし、放っておくと
- 慢性化する
- 症状が悪化する
可能性もあります。
腰痛予防には、日常生活の中でできる簡単なストレッチが効果的です。
今回の記事では、
- 腰痛の原因
- ストレッチの効果
- 誰でも簡単にできる腰痛予防ストレッチ5つ
をご紹介します。
腰痛の原因
腰痛は、様々な原因によって起こります。主な原因は以下の通りです。
姿勢不良
長時間のデスクワークや猫背などの姿勢不良は、腰椎や骨盤に負担をかけます。
筋肉や靭帯を緊張させます。
筋肉の緊張は血流を悪化させます。
痛みや炎症を引き起こします。
筋力不足
運動不足や加齢による筋力低下は、腰椎周辺の筋肉を弱めます。
体幹を支える力が低下します。
体幹が弱ると、腰椎に負担がかかります。
よって、腰痛が発生しやすくなります。
冷え
冷えは、筋肉や血流を悪化させます。
腰痛の原因となります。
特に、腰は冷えやすい部位なので注意が必要です。
ストレス
ストレスは、筋肉を緊張させます。
痛み物質を増加させます。
また、睡眠不足や疲労も腰痛を悪化させる要因となります。
加齢
加齢とともに、骨や軟骨が老化し、腰椎の構造が変化します。また、筋肉量も減少するため、腰痛のリスクが高くなります。
内臓疾患
まれに、腰痛の原因が内臓疾患であることがあります。
腎臓結石や婦人科疾患などが原因で腰痛が起こる場合もあります。
ストレッチの効果
腰痛予防ストレッチには、以下の効果があります。
筋肉をほぐし、血流を改善する
ストレッチによって筋肉がほぐれると、血流が改善されます。
酸素や栄養素が筋肉に行き渡りやすくなります。
血流の改善は、筋肉の疲労回復や痛み軽減に効果があります。
筋力アップ
ストレッチによって筋肉が鍛えられると、体幹が安定します。
腰椎への負担が軽減されます。
柔軟性を高める
ストレッチによって柔軟性が高まると、体の可動域が広がります。
怪我をしにくくなります。
腰痛予防ストレッチ5選
膝を抱え込みストレッチ
- 仰向けに寝て、両膝を胸に抱え込む
- 息を吐きながら、ゆっくりと上体を起こす
- 息を吸いながら、ゆっくりと体を下ろす
- 10回程度繰り返す
猫背ストレッチ
- 四つん這いになる
- 息を吐きながら、背筋を伸ばし、頭を上げる
- 息を吸いながら、背中を丸め、頭を下げる
- 10回程度繰り返す
股関節ストレッチ
- 仰向けに寝て、片方の膝を胸に抱え込む
- 息を吐きながら、膝を抱えたまま反対側の脚を伸ばす
- 息を吸いながら、ゆっくりと体を下ろす
- 左右交互に10回程度繰り返す
腰ひねりストレッチ
- 仰向けに寝て、両膝を曲げる
- 息を吐きながら、両膝をゆっくりと反対側に倒す
- 息を吸いながら、ゆっくりと体を下ろす
- 左右交互に10回程度繰り返す
背筋ストレッチ
- 椅子に座り、背筋を伸ばす
- 息を吐きながら、ゆっくりと上体を前に倒す
- 息を吸いながら、ゆっくりと体を起こす
- 10回程度繰り返す
ハムストリングスストレッチ
- 仰向けに寝て、片方の脚を伸ばす
- 息を吐きながら、パートナーに脚をゆっくりと持ち上げてもらう
- 息を吸いながら、ゆっくりと体を下ろす
- 左右交互に10回程度繰り返す
腰痛予防ストレッチの注意点
以下の場合は、ストレッチを行う前に医師に相談してください。
- 強い痛みがある
- しびれがある
- 歩行困難などの症状がある
- 内臓疾患がある
ストレッチは、無理のない範囲で行ってください。
痛みを感じたら、すぐにストレッチを中止してください。
ストレッチを行う前に、ウォーミングアップを忘れずに。
ストレッチを行った後は、クールダウンを忘れずに。
ストレッチのポイント
- 痛みを感じない範囲で行う
- ゆっくりと丁寧にストレッチを行う
- 呼吸を意識しながら行う
- 毎日続ける
腰痛予防には、日常生活の中でできる簡単なストレッチが効果的です。
この記事で紹介したストレッチを毎日続けることで、腰痛予防に役立ちます。
腰痛でお困りの方は、下記のサイトなども参考にしてください。
参考情報
- 厚生労働省「腰痛症|痛みの疾患ナビ」: https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/hojokin/dl/28_14020301-01.pdf
- 日本整形外科医学会「腰痛症」
https://www.jslsd.jp/ - 独立行政法人 国立健康・栄養研究所「腰痛の原因と予防」: https://brand.taisho.co.jp/contents/tsukare/173/
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