多くの人が経験する腰痛は、日常生活の姿勢や習慣によって悪化することがあります。
特に、長時間座り続ける仕事をしている方は、腰痛のリスクが高くなります。
しかし、
正しい座り方
椅子の選び方
を意識することで、腰痛を予防することができます。
今回の記事では、
- 腰痛予防に効果的な座り方
- 正しい椅子の選び方
- 長時間座る際の注意点
などをわかりやすく解説します。
- 腰痛にお悩みの方
- 長時間座る仕事や子育てをしている方
ぜひ参考にして、腰痛のない快適な生活を手に入れましょう。
腰痛予防に効果的な座り方
腰痛予防には、以下の点に注意した座り方が効果的です。
背筋を伸ばす
猫背は腰に負担をかけるので、背筋を伸ばして座りましょう。
お尻を奥まで座らせる
椅子に浅く座ると、腰に負担がかかります。
お尻を奥まで座らせて、背もたれにしっかりと背筋を預けましょう。
膝を90度に曲げる
膝が床につかない状態だと、腰に負担がかかります。
膝を90度に曲げ、床につけるようにしましょう。
足裏全体を床につける
足裏全体が床につかない状態だと、血流が悪くなります。
腰痛の原因となります。
足裏全体を床につけるようにしましょう。
長時間同じ姿勢を続けない
30分~1時間おきに立ち上がりましょう。
体を動かしましょう。
正しい椅子の選び方
腰痛予防には、正しい椅子を選ぶことも重要です。椅子の選び方のポイントは、以下の通りです。
座面の高さが適切な高さである
座面の高さが低すぎると膝が上がります。
高すぎると膝が下がります。
座面の高さは、太ももの裏側と膝の間に隙間ができるくらいが適切です。
背もたれが腰を支える
背もたれが腰のS字カーブを支えるような形状の椅子を選びましょう。
肘掛けがある
肘掛けがあると、腕を支えることができます。
肩や首への負担を軽減することができます。
回転式である
回転式であれば、立ち上がったり座ったりする際に、腰に負担をかけずに体を動かすことができます。
床に座る時のポイントと注意点
正座
ポイント
- 背筋を伸ばし、骨盤を立てて座る
- 足の親指を合わせ、膝を床につける
- 膝が痛む場合は、座布団などを下に敷く
正座は、背筋が自然に伸びるので、腰への負担が比較的少ない座り方です。
ただし、膝への負担が大きいため、長時間座るのは避けましょう。
あぐら
ポイント
- 背筋を伸ばし、骨盤を立てて座る
- 膝を軽く開いて、足の裏を床につける
- 膝が痛む場合は、座布団などを下に敷く
あぐらは、正座に比べて膝への負担が少なく、長時間座るのに適しています。
ただし、骨盤が後ろに倒れやすいです。
そのため、腰痛がある場合は注意が必要です。
横座り
ポイント
- 背筋を伸ばし、骨盤を立てて座る
- 一方の膝を立て、もう一方の足を伸ばす
- 膝が痛む場合は、座布団などを下に敷く
横座りは、正座やあぐらに比べてリラックスできる座り方です。
ただし、左右の骨盤のバランスが崩れやすいです。
長時間座るのは避けましょう。
長時間座る際の注意点
長時間座る場合は、以下の点に注意しましょう。
- 適度に体を動かす: 30分~1時間おきに立ち上がり、体を動かしましょう。
- ストレッチをする: ストレッチをすることで、筋肉をほぐし、血流を改善することができます。
- 目を休める: パソコン作業などをする場合は、20分~30分おきに目を休めましょう。
- 水分補給をする: 水分補給をすることで、体の水分量を維持し、血流を改善することができます。
腰痛予防には、正しい座り方や椅子の選び方、長時間座る際の注意点などを意識することが大切です。
この記事で紹介したポイントを参考に、痛みのない快適な生活を手に入れましょう。
以下に公的機関が発信しているサイトを紹介しております。
参考情報
- 厚生労働省「腰痛症|痛みの疾患ナビ」: https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000023wrx-att/2r98520000023x67.pdf
- 日本整形外科医学会「腰痛症」: https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
- 独立行政法人 国立健康・栄養研究所「腰痛の原因と予防」: https://www.japanpt.or.jp/assets/pdf/about_pt/therapy/tools/pr_magazine
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